大豆をはじめ、すべての食糧の生産には、農地や水をはじめとした様々な地球資源が必要です。限りある資源を損なうことなく将来世代の食を支えるためには、全ての農家が思い思いに生産を行ってしまってはいけません。
現在、地球の人口は約70億人。2050年には、90億人に達すると推測されています。限りある地球資源で90億人の食を支えていくためには、今よりももっとエネルギー効率が良く、環境にも優しいサステナブル(=持続可能)な生産方法へと切り替えていく必要があります。サステナビリティは、このように、環境や社会への影響などを考慮し、世の中を持続可能にしていく、という考え方のことを指します。
私たちが普段口にする、味噌や豆腐や植物油などの大豆製品。
日本の食卓では馴染み深い食材ですが、
実は、このうちの76%は輸入大豆を使用しています。
輸入先はアメリカが72%、ブラジルが16%、カナダ11%、中国が1%。
つまり、国内で消費される大豆製品の多くは、
アメリカ大豆を使用しているのです。